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ママは、タロウ達のパパと付き合っていたときから、
「いつかは、別れるだろう」と思っていました。
そして、早く別れなければ・・・と思っていました。
でも、ママの弱さから別れることは出来ませんでした。
付き合っているときから、相手はいつもママを責めました。
好きだったらそうしてくれるはず・・・そうしないママは、おかしい・・・
ママは、いくつか恋愛をしました。一つの恋が終わると、
なかなか次に行くことが出来ません。
なんてったって、ママは、面食いなんだから！
なんてお茶らけて、言いますが、
そうすぐに、人を好きになれないのです。
紹介を何度も受けましたが、
どうしてもお付き合いしたくなる気持ちまでは持てなくて・・・
一つの恋が終わり、2年ちょっと経ったときに、
タロウ達のパパとお付き合いをすることに・・・
最初は断りましたが、一緒に遊びに行く分では嫌ではなかったので・・・
そうこうする内に本当に付き合うことになりました・・・
一線を超えた（分かります？よね・・・）あたりから、
強引と言うか、勝手だなと思うことが・・・
ママの気持ちより、本人の気持ちが優先でした。
彼の言うことを聞かない時に、言われるのが、上にもある言葉。
「僕はこんなに好きなのに、どうしてそうしてくれないの？」
「本当に僕のことを好きだったら、そうしてくれるはず・・・」
コレを、何時間でも言われます。
今は、「それは違うよ」と言えるけど、その時ママは自分で、
「私はこの人の事、好きではない！」
「一人になるのが、さびしいから・・・今は一緒にいるだけ・・・」
っていうのが分かっていたので、
それが、相手に分かると何されるかわからないという恐怖があったので
ずるずると続けていました。
言うことを聞かなくて、車のフロントガラスを割られたり、
叩かれたり、蹴られたり鼓膜も破けたこともありました。
そして、何度も何時間も電話をかけられて次のことを言われます。
「好きだったらそうしてくれるはず・・・」
「怒らせるお前が悪い」
ママはその時相談する人がいませんでした。
いや、相談できたと思いますが、出来ませんでした。
やっていることは彼が悪いけど、
「好きでもないのに付き合っている」ママが悪いと言われるのが怖くて、
またそれを知った彼が何をするか怖くて・・・
そうしているうちに、おなかに赤ちゃんが来てくれました。
彼はとても喜んでいました。
彼は早く結婚をしたかったので、子供が出来たことを
とっても喜びました。
そして結婚することになりました。
ママはどちらかというと、結婚は28歳ぐらいでして、30歳ぐらいで子供を
産みたいと思ってました。
でも、若いママになることにもママ自身うれしかったし、
彼の喜ぶ様を見たら、これで良かったんだとも思いました。
「好きでもないのに付き合っている」と書きましたが、
「好き」だという感情もあったのも事実です。
「今までで一番好きな人ではなくて、好き」でした。
「好き」でなかったらやはり結婚まで出来ません。
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